妊娠した女性(妊婦)の保険の選び方

保険

おはようございます。こんにちは。こんばんは。MTです。

本記事では、私の実体験を基に、妊婦やこれから妊娠予定の女性医療保険の選び方についてまとめています。

妊娠したけど医療保険に未加入でこれから加入しようと思っている方、これから妊娠予定で医療保険への加入を考えている方の保険の選び方の手助けになりたいと考えて記事を書きましたので、是非ご一読頂ければ幸いです。

結論:妊娠した女性のための医療保険(以降は”女性保険”とする)は下記3項目に沿って選ぶと良い。

妊娠しているかどうか

何に対する保障が欲しいのか

いつまで保障が欲しいのか

上記の3項目を抑えれば、自分がどの女性保険に加入すべきか、実は自分には不要だったなど女性保険の選択や必要性の再確認が出来ると思いますので、以降は①~③について説明していきます。

①妊娠しているかどうか

女性保険に加入する際には、妊娠しているかどうかが非常に重要なポイントになってきます。

その理由としては、下記2点の制約が出てくるからです。

[1]保険に加入できない

実は、女性保険の中には妊娠しているとそもそも加入できないものもあります。ただし、無条件で加入できないわけではなく、加入時点で妊婦検診で異常がある、又は帝王切開の予定がある場合は加入できない可能性が高いです。※妊娠とは関係なく持病を持っている方や通院している方は加入できない可能性が高いです。

また、異常がなく帝王切開予定がない場合でも妊娠27週を超えている場合は加入できないことが多く、女性保険に加入予定の方は早めに加入することをオススメします。

[2]条件付きでの加入となる

妊娠中で[1]の条件をクリアした方であれば女性保険に加入することは可能です。しかし、条件付きでの加入となることが大半になります。この条件付きとは具体的には、異常妊娠および異常分娩は保障されません。特に重要なのが異常分娩の保障で、異常分娩には「帝王切開」も含まれます

尚、女性保険の中には妊娠中であっても一定条件(妊婦検診で異常がなく、帝王切開予定がない)を満たしていれば条件なしで加入できるものがあります。その一つが「コープ共済<たすけあい>大人向けコース(女性)」です。私も、妻が妊娠した際に女性保険を探した結果、コープ共済に加入することとしました。条件を満たしている方は是非一度調べてみてください。

②何に対する保障が欲しいのか

次にポイントとなるのが、「何に対する保障が欲しいのか」です。

例えば、私の妻の場合ですと、「出産時に帝王切開などの異常分娩になった場合に掛かる費用が心配だから保険に入りたい」ということだったので、先進医療保障などは度外視で女性保険を選びました。

このように、「何が心配なのか」「どんなリスクに備えたいか」を明確にすることで不要な保障を排除出来るため、保険選びが効率的になりますし、何より保険料を抑えることが出来るため必ず明確にしておきましょう。

保障と言っても色々な保障内容があって何を見ればいいか分からない!そんな方のために、見るべき保障項目を下記にピックアップしました。

[1]入院保障

ケガや病気で入院した際に、例えば5,000円/日×入院日数の入院給付金を貰える保障です。日額については保険商品ごとに違ったり、日額を選択できたりするので、自分に必要な保障額を選びましょう。

また、ここで言うケガや病気には「帝王切開による入院」も含まれており、「吸引分娩による入院」も保障される場合が多いです。しかし、「自然分娩(正常分娩)」での入院は保障されないことが多いので注意しましょう。

[2]手術保障

所定の手術を受けた際に、例えば1回につき外来:2.5万円/入院中:10万円の手術給付金を貰える保障です。入院保障と同様に、金額は保険商品ごとに違ったり、金額を選択できたりします。

この手術保障には「帝王切開」も含まれ、「吸引分娩」も保障される場合が多いです。

また、下記のような治療を目的としない手術は保障対象外となります。

・美容整形上の手術

・レーシック手術

・抜歯

・切創処理

上記以外にも各保険で規定されていますので、必要に応じて確認してみてください。

[3]先進医療保障

先進医療を受けたときに、その先進医療費と同額の先進医療給付金を貰える保障です。

ほとんどの女性保険で、保障内容に入っているか保障を付けるか選択できるようになっているため、必要な方は保障を付けるようにしましょう。

※先進医療とは、厚生労働省が保険診療に至らない先進的で高度な医療技術のことを指し、健康保険(国民保険)が適応外のため、医療費が非常に高額になります。

[4]女性疾病特約

主に女性入院給付金女性手術給付金があり、女性保険を選ぶ際は非常に重要な項目です。

女性入院給付金は、女性特有の病気やがん等で入院する際に、入院保障に日額を上乗せしてくれる特約です。

女性手術給付金は、女性特有の病気やがん等で手術する際に、手術保障に金額を上乗せしてくれる特約です。

女性特有の病気やがん等とは、子宮筋腫、子宮内膜症、妊娠・分娩の合併症、乳がん、子宮がん、卵巣がん等のことを指し、「帝王切開」も含まれます。

上記2つの特約は、女性であれば基本的に無料(掛け金の上乗せなし)で付いてくるものとなっており、非常に心強い特約です。また、女性入院給付金・女性手術給付金の金額は保険商品ごとに違うため要チェックしてください。

③いつまで保障が欲しいのか

最後は、「いつまで保障が欲しいのか」です。

またまた私の妻を例に挙げると、「保障が欲しいのは出産後、半年~1年だけでいい」とのことで、保障期間については特に考える必要がなかったため、月々の保険料が最も安くなるように「終身型で終身払いの年払い」で契約することにしました。

このように、必要な保障期間を決めることで保険料を抑えることが出来るため、保険に加入する際は必ず保障期間を決めておきましょう。

とは言っても、私の妻の例だけではなぜ保険料が抑えられるのか分からないと思いますので、以降で説明していきます。

女性保険は保険商品ごとに、「保険の型」「払込期間」「払い方」を選択できる場合が多く、この「保険の型」「払込期間」「払い方」によって月々の保険料が変動します。

[1]保険の型

保険の型は2種類あり、「終身型」と「定期型」になります。

<終身型>

終身型は端的に言えば、一定額を払い続ける保険の型になります。

この終身型であれば、一生涯保険料は変動せずに一生涯保障を受けられるため、保障期間を一生涯や長くしたい方向けになります。

<定期型>

定期型は、保険商品ごとに様々な更新年が設定されており、契約日から更新年までは一定の保険料、更新時に保険料が高くなり次の更新年まではまた一定の保険料を払うといったものになり、更新しなければ契約終了となり保障は受けられなくなります。

例を挙げると、更新年は契約日から10年の保険であれば、契約日から10年は月額保険料2,000円で更新後の10年は月額保険料3,000円になるといった感じです。

この定期型であれば、更新年までの短期間であれば保険料は終身型より安く抑えれれる可能性が高いため、保障期間を短期間としたい方向けになります。

[2]払込期間

この払込期間については、終身型の保険の場合のみ選択できる項目のため、定期型の保険の場合は関係ありません。

終身型の保険のでは払込期間を選択することができ、大まかに「終身払い」と「○○歳払い済み」の2種類があります。

<終身払い>

契約期間中、もしくは被保険者が死ぬまでが保険料払込期間となり、その期間中は一定の保険料を払い込み続けることで保障が受けられます。

<○○歳払い済み>

保険商品ごとに選択できる年齢(55歳、60歳、65歳など様々)までが保険料払込期間となり、その年齢まで保険料を払えばその後は保険料を払わずに一生涯保障が受けられます。

保険商品や契約年齢などによっても変わりますが「○○歳払い済み」は「終身払い」より月々の保険料が高くなるので、「医療保険」においては終身払いをオススメします。※自分は絶対100歳以上生きるんだ!という方は「○○歳払い込み」の方がお得になるかもしれません(笑)

[3]払い方

この払い方についても、終身型の保険の場合のみ選択できる項目になります。

保険商品ごとに選択できるものは変わりますが、払い方は最大でも「月払い」「半年払い」「年払い」の3種類になります。

これは単純に、月払い<半年払い<年払い の順で保険料が安いというだけですので、今から契約する方は「年払い」を選択しましょう。途中で解約したら損するのでは?と思うかもしれませんが、保険法の改正により、2010年4月以降に結んだ契約では未経過分の保険料は返還されることになったため一切損をすることはありません。

[1]~[3]をまとめると、

保障期間を長くしたい方:終身型・終身払い・年払い

保障期間を短期間にしたい方:定期型

というように選択するのがベストだと思いますので、参考にして頂ければと幸いです。※残念ながら定期型の女性保険が少ないので、保障内容を考えると終身型を選ばざるを得ない可能性はあります。

まとめ

以上、①~③をまとめると、

①妊娠しているかどうかによって、保険に加入出来ない、もしくは条件付きでの加入になるので、加入出来なかったり欲しい保障が受けられない場合はその保険を選択肢から外しましょう。

②何に対する保障が欲しいのかによって、入院保障手術保障先進医療保障のどの保障内容を重要視するかが変わってくるため、不要な保障を削減して保険料を下げるようにしましょう。

③いつまで保障が欲しいのかによって、保険の型、払込期間、払い方のベストな組み合わせが変わってくるので、保障期間を長くしたい方は終身型・終身払い・年払いにしましょう。保障期間を短期間にしたい方は定期型にしましょう。※残念ながら定期型の女性保険が少ないので、保障内容を考えると終身型を選ばざるを得ない可能性はあります。

おすすめの女性保険が知りたい!という方はこちらの記事でおすすめ女性保険を紹介しているので是非読んでみてください。“妊婦におすすめの女性保険3選!”

以上、女性保険の選び方でした。これから女性保険への加入を考えている方は是非参考にしてみて頂けると幸いです。

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